「岩手県保険医協会」国民の医療と健康の確保を図り、保険医の生活と権利を守る

 

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2015.01.01

2015年 年頭所感

新年明けましておめでとうございます。

私は、昨年6月の総会におきまして、箱石前会長の後任を仰せ付かりました。常任理事15年の後、副会長を一期務めました。今次歯科医として初の会長就任は、当協会の磐石さと医歯一体振りの証であります。一方、責任の重大さも殊更痛感しております。

あの東日本大震災から4度目の冬を迎えました。被災地の皆様への、特に医療政策上での支援は、今後も継続することを先ずはご了承願います。

さて、日本はここ10年で、格差や貧困問題が深刻になっています。米国では、「オバマケア」なる新医療制度が民間保険の跳梁を許しています。延いては、患者が自ら薬の量を減らしたり受診を控えたりする事態は重症化しており、私達保険医にとっても決して対岸の火事ではありません。

 

山積する諸問題に接する時、信条を優先する迂遠な「価値合理的」ではなく、結果を得る為に最も適切な手段を講ずる「目的合理的」な姿勢こそ、近年の沈滞した時代・医療情勢への対応と、決意を新たにしております。

当協会も設立して37年、会員増は年来の悲願であります。ご子弟はもとより友人・知己等を、是非ご紹介頂きたく存じます。必ずやご期待に添うものと信じております。

何卒、本年も引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

岩手県保険医協会
会長 南部 淑文