「岩手県保険医協会」国民の医療と健康の確保を図り、保険医の生活と権利を守る

 

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2025.08.01

24~25年度 第3回保団連代議員会 発言通告
マイナ保険証と資格確認書の両方所持ができる二刀流を進めて欲しい

マイナ保険証と資格確認書の両方所持ができる二刀流を進めて欲しい

【発言内容】

東京都の渋谷区と世田谷区はマイナ保険証の所持不所持にかかわらず、すべての国民健康保険の加入者に対し資格確認書を送付することにした。つまり、マイナ保険証と資格確認書のいわば、二刀流である。
これに先立ち、運転免許証はマイナ免許証と従来の免許証の両方を持てるようにしている。厚労省ですら、マイナ保険証の所持を問わず後期高齢者には資格確認書を送付することにした。これらも二刀流であろう。
 ところで、有効期限が切れた状態でマイナ保険証のトラブルが起きると、現在のように、保険証での資格確認ができなくなる。また、マイナカード自体も2025年度には、全国で2700万人以上が電子証明書の更新をしなければならない。更新は自治体の窓口でしかできないため、大混乱の可能性がある。岩手協会でも、5月21日に盛岡市健康保険課長と面会し、市の窓口の混乱を防ぎ、無保険状態となる国保加入者が発生しないよう、渋谷区、世田谷区同様の対応をとることを早急に検討もらいたいとして、盛岡市長、盛岡市健康保険課長宛の要請書を手渡した。

医療現場と自治体の窓口の混乱を避けるためにも、すべての保険加入者へ資格確認書を送付する運動をして、二刀流を目指してはどうだろうか。保険証の復活は政権が交代してから、ゆっくり行えばよいではないだろうか。

■「マイナ保険証と資格確認書の両方所持ができる二刀流を進めて欲しい」(24~25年度 第3回保団連代議員会 発言通告) [PDF形式]